・M2-0801401
・作曲:J.S.バッハ
・編曲:巽 俊裕
・編成:アンサンブル
【楽器編成】
- Bb Clarinet 1
- Bb Clarinet 2
- Bb Clarinet 3
- Bb Clarinet 4
- Bb Bass Clarinet
編曲者より
ヨハン・ゼバスティアン・バッハは1685年3月31日に生まれた18世紀のドイツで活躍した作曲家・音楽家です。
バロック音楽の重要な作曲家の一人で、鍵盤楽器の演奏家としても高名であり、当時から即興演奏の大家として知られていました。
バッハ研究者の見解では、バッハはバロック音楽の最後尾に位置する作曲家として、それまでの音楽を集大成したとも評価されますが、後世には西洋音楽の基礎を構築した作曲家であり音楽の源流であるとも捉えられ、日本の音楽教育では「音楽の父」と称されました。
バッハ一族は音楽家の家系で数多くの音楽家を輩出しましたが、中でもヨハン・ゼバスティアン・バッハはその功績の大きさから、大バッハとも呼ばれています。
「フーガ ト短調 BWV 578は」、ヨハン・ゼバスティアン・バッハのオルガン曲で、一説には、アルンシュタット時代(1703年 - 1707年)の作品であるとされていますが、後述のようにイタリア盛期バロック音楽の影響も見られることや、フーガ主題のバランスのよさから、ヴァイマル時代(1708年 - 1717年)以降の成立とする説もあります。
楽曲の規模から「大フーガ」と呼ぶこともある同じト短調である「幻想曲とフーガ BWV 542と」の混同を避けるため、「小フーガ」の愛称で親しまれています。
この「小フーガ」「大フーガ」という呼称は、BWV番号が存在しなかった時代の名残りでもあります。
4小節半のフーガ主題は、バッハの最も分かり易い旋律として有名です。
作品は4声フーガとして、数学的に精密に構成されています。
また対主題(固定対位句)を伴います。エピソードの中でバッハは、コレッリの最も有名な作曲技法を取り入れています。すなわち模倣し合う2声のそれぞれに8つの音符が現れ、前半4音で一気に駆け上がったあと、後半4音で一息に駆け下りるという手法です。
このクラリネット5重奏では、Bbクラリネット4本とBassクラリネット1本でもよく響くように編曲いたしました。
演奏会のプログラムにアンサンブルコンテストにいかがでしょうか?
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